HB21S オイル&クーラント

2017-02-11

交換してしばらく走行したので油脂類の感想を

まずエンジンオイルですが
かなり良く回ります高回転まで気持ちよく滑らかに回るので気持ちのいいフィーリングです。
今回、ニューテックのオイルを初めて使用したのですが値段も手ごろなのでこれはアリですね。
次回、普段使っているオイルに戻してみて比較したいと思います。

次に、ミッションオイルです
SUNOCO製のレーシングブランド、BRILLシリーズの75W-90のミッションオイルです
製品の缶にはエステルベースと書いてありますがフルエステルのオイルとなっています。
こちらの違いは一瞬でわかりました。
交換してから走り出してシフトアップしていく段階で、とてもスムーズにシフトが入ります。
交換前はシフトを入れ損ねてしまい ガリッということが良くあったのですが
交換後シフトを入れ損ねるということがほとんどなくなりました。

ところでエステルって何ぞや?と言う話ですが
一番身近なところだとポリエステルと言うものがありますが
ポリエステルのエステルが身近ですかね。(ポリエステルはエステル結合の重合体です)
エステルの原料は植物油となっていて
通常のエンジンオイルに使用される鉱物油や合成油よりも油膜の保持能力が良いという特徴があります。
ちなみにエステルは独特の甘い香りがします。
値段の高いオイルを入れたときに果物のような甘い香りがするのはエステルの匂いだったりします。
ではなぜエステルベースやエステル配合のオイルは良いかというと
油膜の保持能力が高いためエンジンのドライスタート(長期間エンジンをかけなかった場合に油膜がなくなってしまう)を防ぐ
また油膜の形成がしっかりとしているためフリクションのロスが少なくなる
あとは、スラッジの発生が少ない等、良い事だらけのオイルです。
ただし、値段が合成油などと比べると高いです。

エンジン・ミッションオイル等は軽自動車のような安い車両に乗っていると安い物で良いかと思うものですが。
チューニングの第一歩はエンジンオイルだと個人的には思っています。
いろいろ試してよいものを探してみるといいと思います。
普通車と比べて少ない量で済むので試せる幅も多いですからね。

最後にクーラントです。
KEMTEC PG55 RCというレーシングクーラントを試すことにしました。
今回KEMTECを選んだ理由は特に無くプロピレングリコールのものなら何でも良かったのですが、
近くの量販店においてあったという理由で選ばれました。
元々三層ラジエーターで走行中に水温が95度を越えることの無い私の車ですが
油温のほうはそうはいかず、高速で100キロで巡航していると110度付近まで上がります。
110度自体はたいした温度ではないのですが
純正のオイルクーラーでのオイル冷却が少しでも良くなればと思い試しに変えてみました。
交換後、ほぼ同じ条件で走行してみました
結果は水温油温共に変わりませんでした・・・
まあそんなに変化は無いと思ってましたがまったく変化が無いのはがっかりと思い
高速を降り一般道を走っていると交換前に比べ油温が早めに下がる事に気がつきました
今まで110度からなかなか下がらないなと何度もメーターを確認していたのが
気付いたら下がっているという感じで効果を確認することが出来ました。

そんなわけで今回、今まで使ったことの無いものを使用すると言う計画は
概ね成功したという結果になりました。

ミッションオイルは特にお勧めできるかなと思います。
13万キロを越えたミッションとは思えないほどサクサクシフトができるようになりました。

次回はブレーキ関連の記事を予定しています。