HA11S 左フロント14インチベンチレーテッド化

2017-02-10

学園祭期間に入ってワークスに時間があまり取れなくなってきました…
早く元気にしてあげたいんですが…パーツだけが部屋に…

14インチのベンチ化計画を立てていました。

その準備の一環として、キャリパーのO/Hをしに友人の家に向かっている最中…
左フロントから異音…
ゴロゴロ…がたがた…

いくつか見当はついていましたが、もう少しで友人の家だったのでそこでしっかりチェックしようと思っていた矢先、左フロントに抵抗を感じ、道の途中で止まってしまいました。
場所が場所だったので気合いで少し走って路肩に止めてレッカーで家まで送っていただきました。

レッカーが来るまでの間、ジャッキアップして左フロントタイヤを手で回した感じ、抵抗がありガラガラ回る感じでした。

「ハブベアリングだな」そこで確信に変わりました。

レッカーのおじちゃんも車好きみたいで会話がはずみました笑
ハブベアリングの異常が決定したため、14インチベンチ化を急ぐことになりました。

まずは準備段階で用意しておいた部品を取り付けるところから。

前回紹介したベアリングにはハブベアリング用のグリスが入っていないので入れ替え。


細めのマイナスドライバーでこじって中のグリスをパーツクリーナーに浸して中のグリスを綺麗に落とします。
これだけでは心配だったのでビニール袋にベアリングを入れ、パーツクリーナーを流して振ります、グリスが落ちて白く濁らなくなるまで繰り返します。
脱脂をしっかり、その後ウレアグリスを塗り込んでシールを装着!

ひと段落した後、ハブを抜く作業に移りましたが…
全く歯が立ちませんでした
DIYレベルではこれが普通なんでしょうが、気合いが足りなかったのか…

学校に持ち込みました
先生に多大なご迷惑をおかけしながら作業は進み…


油圧プレスをお借りして…先生の知恵をお借りして…学校にあるものでSSTを作り…
ハブは油圧プレスで抜き、ベアリングは再利用しないのでスペーサーをずらして、ベアリングのインナーレースをたがねを使ってハンマーでたたいて抜きました。
ベアリングの圧入も油圧プレスで先生にやっていただきました
脱脂を確実に!!!

今回は両面シールタイプのベアリングを使用したため、スペーサーにはグリスの塗布は行いませんでした。
整備士からするとハブベアリング交換をDIYでハンマー等で行うなんてあり得ないとのことでした。
当然のことなんですが…
ハブベアリング交換はいつやっても気を遣うとおっしゃってました。

キャリパーO/Hも忘れずに。


ナックル、ハブを持ち帰り、異常が出ていた左フロントから分解を開始しました。
これまた酷いことになってました。
ドライブシャフトを抜く工程でボールがポロポロ…
車両側のベアリングのインナーレースは粉々になって出てきました…トホホ。
異音が出てからじゃ遅いですね、この部分は。

サスペンション、ブレーキキャリパーの取り外しはいつも通り、しっかり。
タイロッドエンドプーラー?知らない子ですね。
学校で借りてくればよかったですねー、ナックルをハンマーでカンカン…
ドライブシャフトのロックナットを外し、ドライブシャフトを抜いておきます。
ロアアームのボールジョイント、これがまた曲者でして…

マイナスドライバーを勘合部にハンマーで打ち込み、広げます。
これで楽に抜けてくれればよかったんですが、なかなか抜けずにこれまたナックルをハンマーでトントン、カンカンすること30分…

外れました…重労働。


取り付け取り付け…
ロアアームのボールジョイントはロアアームを少し叩いてボールジョイントが奥まで入っていることを確認した後

ボルトで締め付けて完了。
タイロッドエンドもナットを締め付けて完了。
キャリパーも14インチベンチ化に合わせて大きいものに変更。
一通り完成検査をしたのちホイールを付けて作業完了。

すっかり暗くなってしまいました、後日、同じ要領で右フロントもベンチ化を行った後、ブレーキフルードの入れ替え、エア抜きを行う予定です。
一日フリーの日を見つけないといけませんね…